等身大の歌詞で人気 ノルウェーの歌手 Maria Mena マリア・メナ

Maria Mena　マリア・メナは、ノルウェーの歌手。オスロ出身、1986年2月19日生まれ。

アフリカ系ニカラグア人である父親は、ドラマー、ノルウェー人の母親が、脚本家という家庭に生まれる。父親が、ミュージシャンで、オスロで活動する、いくつかのバンドに参加しており、その影響から、マリア・メナは、音楽に興味を持ち、曲を作るようになったという。

9歳になると、両親が離婚。その後、摂食障害などにもなり、当時は、父親とは住んでいないようで、母親と住んでいたのか、それとも、親族に預けられていたのかは分からない。

13歳で、父親と一緒に住むため引越し、歌うようになり、曲も作るようになる。歌詞は、自分が書いていた日記が元になり、離婚したときの辛い思いを表現している。このときに作られた曲が、『My Lullaby』で、後にシングルになり、アルバムにも収録される。

しばらくすると、父親にデモを作りたいと頼み込み、父親が、音楽業界で面識がある人や知人をあたり、デモをレコーディング。そのデモを父親が、様々なレコード会社に渡し、そして、ソニーミュージックと契約。

2002年に、デビューシングル 『Fragile』をリリースするが、チャートインすることなく、この年にリリースした　2ndシングル 『My Lullaby』が、ノルウェーのシングルチャートで5位、この曲が、各ラジオ局で頻繁に流れ、大ヒットとなり、プラチナディスクを獲得。デビューアルバム 『Another Phase』もリリースされ、こちらも大ヒットし、アルバムチャートで6位、3万枚を越えるセールスを記録し、プラチナディスクに。

2004年には、シングル 『You're The Only One』で全米デビューし、ビルボードのTop Heatseekersチャートで1位、Billboard 200で102位。この年にリリースされた海外向けのアルバム 『White Turns Blue』は、２ndアルバム 『Mellow』に、1ｓｔアルバム 『Another Phase』の数曲を加えたもの。

2005年にリリースされた 3rdアルバム 『Apparently Unaffected 』、2008年の4ｔｈアルバム 『Cause and Effect 』、そして、2011年の5ｔｈアルバム『Viktoria』は、ノルウェーだけではなく、ヨーロッパの様々な国のチャートに入るなど、人気の高さが伺える。

マリア・メナの曲は、本人が経験した実体験がもとになり、歌詞を先に作り、その後に、曲を作るということだが、楽器は弾けない。特に、ヴォーカルトレーニングをキチンと受けていないことから、当初はライブが好きではなく、ネガティブな事ばかりを考え、目の前の大勢の観客を前にしても、会場を間違えていると思うほどだったという。


Just Hold Me


Viktoria

　　　

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