歌唱力に定評がある 台湾の人気歌手 戴愛玲 ダイ・アイリン （アイリ－ン・ダイ）

戴愛玲　ダイ・アイリン （アイリ－ン・ダイ）は、台湾の歌手。屏東（へいとう）県春日郷 パイワン族出身、1978年6月22日生まれ。

子供の頃は、親が厳しくしつけしたせいか、口数も少なく、友達もほとんどおらず、現在で言うところ、ひきこもり気味。それでも、音楽好きだった叔父とは仲が良く、叔父と一緒にレコードを聴くのが楽しみだったという

このような性格だったにも関わらず、新年の集まりやお祭りでは、人前でも物怖じせず、人が変わったように堂々と歌うことから、周囲からも一目置かれる存在に。

ちなみに、パイワン族は、いくつかある台湾原住民の中の一つ 。台湾南部に住み、台湾原住民の中で人口は2番目に多く、2008年現在 8万4446人。

ダイ・アイリンに歌の才能があると感じた叔父が、レコーディングしたデモテープをいくつかのレコード会社に持ち込み、さらに、ステージ上で歌う姿を見せるため、パブで歌声を披露。

これが功を奏し、1998年に、台湾のレコード会社 ロックレコードと契約。歌唱力に驚いた音楽プロデューサーは、『声の活火山』と語ったとも言われている。

後に、鉄の喉を持つプリンセスという意味の『鉄嗓公主』、鉄の肺という意味を込めた『鐵肺女王』など様々な呼ばれ方もしている。

日本人の感覚からすると、変わった呼び名だが、この呼び名自体は、他アーティストに対しても、使われる言葉ではあるのだが。

1998年に、デュエット曲を発表 『I will smile』。当時、正式にデビューしていない無名のダイ・アイリンが、人気歌手 趙詠華 シンディ・チャオと一緒に歌うという異例の曲で、これが好評。この曲は、後にリリースされたアルバム 『愛靈靈』に収録されている。

2002年にリリースされたデビューアルバム 『Ｍａｇｉｃ』では、ヒップホップやＲ＆Ｂをベースにした曲を収録。2003年の2nd アルバム 『為愛做的傻事』に収録された 『對的人』は、10年前にも関わらず、カラオケでは、いまだに人気がある。この曲には、ちょっと日本語での語りなども入っている。

『離騷』は、2008年にリリースされた3ｒｄアルバム 『天使之翼』、『跳痛』は、2010年の5ｔｈアルバム 『跳痛』 と 2011年のベストアルバム 『不只十二月』に収録された曲。


對的人


離騷


跳痛

　

タグ：台湾 アイドル ひきこもり 鉄 肺 喉