ドルマークが違って見える アメリカの歌手 Ke$ha ケシャ

Ke$ha　ケシャは、アメリカのシンガーソングライター。本名は、Kesha Rose Sebert　ケシャ・ローズ・セバート。カリフォルニア州ロサンゼルス出身、1987年3月１日生まれ。

母親は、シンガーソングライターのペベ・セバート、兄と弟がおり、父親のいない家庭で育つ。子供の頃は、生活が厳しく、生活保護を保護を受けていたという。

母親は、レコーディングスタジオに子供3人と一緒によく訪れ、ケシャにボーカルとしての才能があることに気づいてからは、歌うよう元気付けたという。

家族は、母親の仕事の関係で、テネシー州ナッシュビルに引越し、ケシャは、ナッシュビルの郊外にあるブレントウッドの学校に通うが、手作りで紫色のベルベットパンツ、髪も紫と奇抜な格好で周りの生徒とは合わず。

高校では、作詞のクラスを取り、母親からも作詞の仕方を教わりつつ、学校から家に帰ると、しばしば作詞をしていたという。

そして、16歳のときに、本人と母親 ペベで歌詞を共同執筆した曲が、『Stephen』。17歳で高校を中退し、ロサンゼルスへ戻り、18歳でレーベル ドクター・ルークと契約。

パリス・ヒルトンのシングル 『Nothing in This World』、友人でもあるケイティ・ペリーの『I Kissed a Girl』など、ドクター・ルークが関わる曲にバックコーラスとして参加。ただ、収入は低く、ウェイトレスの仕事などもしている。

アメリカのラッパー　Flo Rida　フロー・ライダーのＮｏ.1シングル 『Right Round』では、レコーディング中に女性の声が欲しくなり、近くを歩いていたケシャを起用。フロー・ライダーはケシャの声を気に入ったが、ケシャは、自分自身の曲で売り出したいという思いがあることから、アメリカでリリースするものには、ゲストボーカルのクレジットも出させず、ＰＶにも参加しなかった。

2009年にリリースされたでデビューシングル 『Tik Tok （ティック・トック）』が、大ヒット。2010年には全米年間シングルチャート1位、トップ・ニュー・アーティスト、ホット・デジタル・ソングスでも1位。

これが世界的な大ヒットで米国以外でも、オーストラリア、オーストリア、ブルガリア、カナダ、フランス、ドイツ、イスラエル、ニュージーランド、ノルウェー、スイスなどでもチャート1位。他の国のチャートでも、2位、3位などかなりの人気。

日本でも、Japan Hot 100で3位と、アーティスト名や曲名を知らなくても、どこかで聞いたようなと思うかもしれないほど、よく流れた曲。

そして、2010年にリリースした 『アニマル』は、『Tik Tok』を収録したデビュースタジオアルバム。これが、US Billboard 200、カナダ アルバム チャート、ギリシャ アルバム チャートで1位。米国だけで、140万枚、世界では250万枚のセールスを記録。

興味深いエピソードも多く、厳しい時代を乗り越え、成功を収めている。自身の環境や経験が歌詞になっており、等身大で歌う姿に、特に10代から20代前半から支持されている。

『Kesha』というのは、本名なのだが、『Ke$ha』とドルマークで『ｓ』を表現しているため、何やら怪しさを感じるかもしれないが、これまでの経緯をみると、金儲なイメージの『＄』とは違った意味にも見えてくる。


Tik Tok


Die Young


C'Mon

　　　

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