可愛らしいタイのポップなモーラム歌手 カーオティップ・ティダーディン

カーオティップ・ティダーディンは、タイの最大手レーベル グラミーからデビューしたモーラム歌手。

モーラムは何かというと、ラーオ族の伝統音楽。タイ全土に広く聴かれていたポピュラー音楽がルークトゥンで、東北部、イサーン地方、ラオスで聴かれていたのがモーラム。

それが、時を経て、出稼ぎなどで人が移動するようになり、タイ全土にモーラムが知られるようになり。

モーラムは、もともとラーオ族の精霊信仰で生まれたと言われ、モーラムの中にもいろんなジャンルがあり、中には病気を治すために霊を使う際に用いられたものもある。

昨年デビューしたカーオティップ・ティダーディン、見た目の可愛らしさだけではなく、ポップな感じで曲のバランスが良く、現代風な印象。

リズミカルながら、ゆるさも感じるモーラム。もともとの成り立ちを考えると、精神的にもいいリズムなのかもしれない。

日本でいう演歌や民謡ともポジション的には違い、比較できない分、飛びぬけてる感があり、新鮮さがある。


サーオ・モーラム・サム・ノーイ

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